「高齢社会×金融サービス=?」金融庁の中間報告を会話形式でまとめてみたから見てみる?

高齢社会と金融サービス

2018年7月3日、金融庁が「高齢社会における金融サービスのあり方」(中間的なとりまとめ)を公表しました。

参考:金融庁HP「高齢社会における金融サービスのあり方」(中間的なとりまとめ)(外部リンク)

これは高齢化が進行する現状や退職世代等を取り巻く状況・課題等について、有識者へのヒアリング等を行いながら、金融庁において整理・分析したものなります。

確かに、金融機関にとっても高齢化は無視できない問題よね。
そこで今回は、このレポートを一部抜粋して、会話形式でできるだけ分かりやすくお届けしたいと思います。

1.高齢社会の現状とリスク

高齢社会の現状

現状①:長寿化の進展

現在60歳の人の約4分の1が、今後95歳まで生きるなど、長寿化が進展するよ!

現状②:金融資産の伸び悩み

高齢の各世帯が保有する金融純資産は過去20年間横ばいで推移しているよ!

現状③:資産の高齢化

家計金融資産の約3分の2を60歳以上の世帯が保有するなど、資産の高齢化が進展しているよ!

高齢社会におけるリスク

リスク①:資産寿命が生命寿命に届かないリスク

長生きした場合、貯蓄を全て取り崩し、公的年金のみによって生活する世帯が増加しているよ!
いわゆる、長生きリスクってやつだね!

リスク②:老後不安による過度な節約

十分な備えがある世帯でも、老後の収支が見えない不安から、資産の計画的な取り崩しが進んでいないよ!
確かに、今後の見通しが不透明な上に寿命も延びてるから、不安になるのも分かる気がする!

リスク③:地方から都市部への資産の流出

高齢者が地方で形成した資産が、相続を契機に都市部で生活する相続人へ移転してしまっているんだ!
これは銀行にいるとよく分かる流れだね!

リスク④:家計の資産構成の硬直化

認知能力、判断能力の低下等により、資産構成を状況に応じて効果的に変更できないといった問題も抱えているよ!
確かに、金融商品も複雑化してきているから、余計に分からなくなるわよね。

2.退職世代等の現状

①多様化の進展と「モデルの空洞化」

長寿化が進展する中、資産・所得、就労、健康、世帯構成等の状況について多様化が進展し、「モデル世帯」が存在しなくなってきたよ(モデルの空洞化)!合わせて金融リテラシーも多様化しているよ!
金融機関は多様化に合わせた、きめ細かな対応が必要になるってことかな?

②雇用状況・退職給付の状況の多様化

非正規雇用比率は上昇、退職給付額は減少しているよ!また、60歳代の就業率は上昇してきているよ!
今までみたいに、老後は退職金を当てにするだけじゃダメってことね!

③資産の保有状況

退職世代は現役世代よりも住宅資産を保有している割合が高く、保有している住宅の資産額は現役世代と比べて幅広く分布しているんだ!
人によってはリバースモーゲージなんかの需要が出てきそうだね!
リバースモーゲージ
自宅を担保にして、そこに住み続けながら融資を受けられる制度。融資金は生活費などに利用できます。死亡後は自宅を売却して、融資の返済に充てます。

3.高齢社会における金融サービスに関する基本的な考え方

高齢社会における金融サービスのあり方の検討に当たっては、以下の基本的な考え方が
重要となってくると考えられます。

①「B to C」から「C to B」のビジネスモデルへの転換

  • 業者起点の画一的な商品の提供から、個々の顧客に合わせた顧客起点のきめ細かなサービスの提供
  • デジタル化(AIやビッグデータの活用を含む)による顧客ごとの対応の容易化
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②金融・非金融の垣根を越えた連携

  • フィナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)といった知見の活用
  • 金融ニーズに加えて、非金融ニーズの増加(例・家事代行、見守りサービス等)を踏まえたグループ内外の金融サービス主体や金融以外も含めた地域のサービス主体との連携
「フィナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)」は今後、キーワードになってきそうな単語だね!覚えておこう!
金融機関には金融以外の地域サービスとの連携も求められるようになるのかしら?

③「見える化」を通じたより良い商品・サービスの選択

  • 老後の収入や自らの人生設計における支出の「見える化」を通じた計画的な資産の活用
  • 金融機関が提供している商品・サービスについて退職世代等のどのようなニーズに応えるものか「見える化」が進み、ニーズに合った商品・サービスが選択されるメカニズムの実現

4.今後に向けて…

①就労・積立・運用の継続による所得形成

「つみたてNISA」「iDeCo」の活用が重要になってくるね!また制度の見直し(条件緩和)も検討してもらえると助かるね!
老後の収入や収支が「見える化」できるといいね!あとは投資教育を通じて金融リテラシーが高められたらいいよね!

②資産の有効活用・取崩し

年齢、家族構成、家計、市場動向等に応じたポートフォリオの組換えや、取崩しを行う運用商品やサービスなど、たくさんの商品・サービスがあるよね。
それぞれにどういった特性があり、退職世代等のどのような属性の人に望ましい商品・サービスなのかという情報が「見える化」されるような環境整備が進むといいね!

③長生きへの備え、資産承継

年々、相続財産が増加しているものの、高齢化の進展により老老相続となってしまっているから、現役世代に資金が回らないという問題もあるみたい!
現役世代への資産移転を進めるための生前贈与の仕組みとして、教育資金贈与信託などの制度(時限措置)があるんだけど、改善の余地がないか検討する必要がありそうだね!

④高齢者が安心して資産の有効活用を行うための環境整備

現在の投資勧誘等のルールだと、一定の年齢(75歳・80歳)を目安に、それ以上の高齢顧客に勧誘留意商品を販売するためには役席者の事前承認を必要とするなどの対応が求められているから、正直、説明・販売が少し大変なのよね…
リスクが高く、複雑な商品の提供を抑制する一方で、リスクが低く、簡素な商品については説明内容を軽減するなど、商品のリスクや複雑さに応じた対応をより徹底するなどの改善策も考えられそうだね。
現状だと、高齢者の立場で、高齢者の多様な状況に応じた商品・サービスをアドバイスできる担い手が少ないみたいだよ。
高齢者の立場に立ってアドバイスできる担い手の充実を図ることが考えていく必要がありそうだね。

以上が、「高齢社会における金融サービスのあり方」(中間的なとりまとめ)で個人的に気になった箇所をまとめた内容です。

正直、少し乱暴なまとめ方になってしまった所もありますので、その点はご了承ください。

もっと詳しく見たい方は、こちら(金融庁HP)からどうぞ!

この内容、高齢者はもちろんですが、これから資産形成を始める若い人にも是非、参考にしてもらいたい内容だと思います。

資産形成は、「いつか始めよう」では手遅れになってしまう可能性もあります。
少しでも興味がある方は、最近では少額からできるので、ぜひ始めてみてください!


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