仕事・プライベートともに何かと慌ただしい年末年始。
銀行員も例外ではなく、年末年始はバタバタ(時にはピリピリ?)と忙しくなっていきます。
銀行や支店によって違いはあるかと思いますが、今回は一例として年末年始の仕事内容を紹介したいと思います!
年末年始の休みは12/31~1/3(最短4日間)
そもそも銀行員の年末年始の勤務はどうなっているかと言うと、基本的には12/31~1/3しか休みがありません。
前後に上手いこと土日が来ない限り、最短4日間の休みとなります。
(今年はなんとか5日間ありますね!)
その年のカレンダーにもよりますが、12月29日・30日あたりになってくると他の会社はお正月休みに入っていることが多く、通勤時間帯の交通機関はガラガラになります。
交通機関は空いているので良いような気もしますが、旅行に行く人を見かけると「自分も休みたかったな~。」と悲しい気持ちになったり…
ちなみに、この時期の通勤時間帯にスーツで電車に乗ってる人を見ると「この人、金融関係の仕事かな?」と謎の親近感が生まれます!(私だけ?)
銀行員は年末・年始に何をしているのか?
法人営業・融資担当者の場合
法人(企業)を相手にしている場合、企業が営業している28日あたりまでは融資案件の獲得に尽力します。
12月というのは「年末」、「下期の折り返し地点」、「第三四半期の締め」と節目にするには何かと都合の良い月であり、ここぞとばかりに本部からの圧力が強く営業店にのし掛かります。
その為、“最後の追い込み”(ちなみに3月と9月にも“最後の追い込み”があります・笑)と言わんばかりに、1件でも多くの獲得に走り回るのです。
そんな怒涛の日々が過ぎるのは29日を過ぎた当たり・・・取引先の企業が仕事納めになると一段落します。
その後はやり残した事務処理を片付けるのですが、なにぶん、12月は営業で走り回っていたせいで片付けなければならない事務処理が山のようにたまっています。
そんな事務処理の山を片付け終え、気がつけば12月の最終営業日。
最終日は年末の大掃除ということで、いつもお世話になっている営業車からカブ(バイク)をはじめ、営業店内をきれいにして仕事納めとなります。
そして年は変わり1月4日。つい数日前には仕事をしていた同僚と早々に対面します。あまりに早く現実に引き戻される為、お正月にゆっくり休んだ気はほとんどしません。
年初から仕事をする気がなかなか起きない上、取引先の企業はまだ正月休み。なので、時間がある営業担当を集めて「初詣」に向かいます。
大きい神社に行くと近くの支店の人と鉢合わせすることも!(みんな考えることは同じです。)
そんなこんなで年明け初日はダラダラと過ごし、少しずつ日常に戻っていきます。
個人的には年明けは割とゆっくり過ごせることが多い気がします。
窓口担当の場合
「世間がお休みムードだから銀行の窓口もお休みムード!」といきたい所ですが、そうは問屋が卸しません。
支店によってはむしろ普段より忙しくなり、猫の手も借りたい状況になります。
まず、取引先の企業は年末年始の休みを見越して、銀行手続きを12月の終わりにかけて処理するので25日前後は忙しくなります。
では、企業がお休みになる29日以降に落ちつくかと言うと、そうではありません!
お正月休みに入り、普段、銀行窓口に来れない個人のお客さんがここぞとばかりにやってきます。
入出金や振込ならまだいいのですが、相続などの普段あまり来ない複雑な手続きに来るお客さんもこの時期は多く、人手が足りなくなってしまうのです。
慣れない手続きが割と多く、非常に神経を使うため、窓口担当の人は疲れた表情を浮かべることも珍しくありません。
窓口担当の人はお正月も初詣に行ってる暇がないことが多く、「申し訳ないな・・・」と思いつつ営業担当は初詣に出かけることがよくあります。
以上の理由から、オフィス街の中などのあまり個人のお客さんが多くない支店はゆっくりできるかもしれませんが、逆に個人のお客さんが多い支店は年末も年始も繁忙期となってしまうのです。
いかがでしたでしょうか?
少しでも年末年始の仕事の様子がイメージできたでしょうか?
銀行や支店によりますが、やはり慌ただしくなることが多いかもしれません。
ですが、そういう時こそミスをしないように注意して、年末・年始を乗り切っていきましょう!
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