どこの会社でもそうですが、銀行員の出世競争もなかなか激しいもの。
時には半期毎にリセットされる目標と戦い、ある時は資格取得に向け勉強したり・・・
そうやって雨にも負けず、風にも負けず頑張っていると、出世の時期がやってきて、役職があがっていきます。
やはり役職が上がると嬉しいもので、今までの努力や苦労が報われた気がして、さらに上を目指そうという意欲がわいてきます。
銀行員である以上、やはり一国一城の主である「支店長」を目指す人が多いのではないかと思います。
今回はそんな『銀行員の役職』を紹介していきたいと思います。
銀行員と昇格
銀行員は他の会社に比べ、若くてもどんどん出世していきます。
(その分、人によっては50歳前後で出向させられてしまうケースも・・・)
実際、銀行員の名刺を見ると役職(肩書き)が付いている人が多いです。



ということで、銀行員の役職を図にしてみました!
銀行の役職序列(例)
※上記はあくまで一例です。銀行によっては存在しない役職(肩書き)もあります。
また、銀行によっては昇格の順序が違うケースもあります。
※営業店と本部の例を並列していますが、単純に「支店長」=「部長」ではありません。
上記だと「部長」の方が偉いケースが多いかと思います。
役職で呼び合う銀行員
銀行内では名前(苗字)に役職を付けて呼び合うことが多いです。
「〇〇課長、書類の確認をお願いします!」、「△△主任、検印をお願いします!」といった具合です。
その支店に1人しかいない役職だと、名前(苗字)は呼ばずに役職だけで呼ぶ場合もあります。
当たり前といえば当たり前なのですが、支店に配属したばかりの頃は、名前と一緒に役職も覚えなくてはいけないので、結構大変だったりします・・・
余談・勘違いされやすい役職
上記の図を見ていただくと分かるのですが、「課長」と「係長」の間に「支店長代理」や「部長代理」という役職があります。
一見、「支店長の次に偉そう」な印象ですが、実は営業店の中では真ん中くらいのポジションです。
ですが、「支店長代理」と書いてある名刺を見たお客さんの中には勘違いしてしまう人が多くいます。
『えっ!私なんかに支店長代理が対応してくれなくても…もっと若い人でもいいのよ。』
『あなた、若いのに支店長代理なんて…将来有望なのね!』
こんなお客さんの声を実際に何度か聞いたことがあります。
当の支店長代理(部長代理)からは「悪い気はしないけど、何度説明しても謙遜してるように聞こえるだけで信じてもらえない…」といった嘆きの声を聞いたことがあります。
また、役職の順序が分からない新入行員も「支店長代理」が「課長」に敬語を使っているのを見て頭に「???」が浮かぶことも…
「課長代理」の方が分かりやすいのですが、威厳(?)が出るため、わざとこの名前を使っているのでしょうか・・・真意は謎です(笑)