証券外務員試験 概要
難易度 | ★★★☆☆ |
必要性 | ★★★★★ |
社内評価 | ★☆☆☆☆ |
- 勉強時間(目安):【一種】1ヶ月半~2ヶ月
- 勉強時間(目安):【二種】1ヶ月~1ヶ月半
- 合格点:7割以上
※難易度、勉強時間には個人差があります。勉強はできるだけ早めに取りかかろう!
証券外務員試験(一種・二種)ってどんな試験?
証券外務員とは、お客さんに金融商品等を勧誘する等の金融商品取引業務を行う者のこと言い、投資信託等を取り扱う銀行にとって必須の資格です。
証券外務員には「二種外務員資格」と「一種外務員資格」が存在します。
違いは、「二種外務員資格」は、いわゆる現物株式などの外務員の職務を行うことができますが、信用取引、デリバティブ取引などリスクの高い商品についての外務員の職務を行うことができません。
一方、「一種外務員資格」は、二種外務員資格の上級資格に位置付けられ、信用取引、デリバティブ取引を含めたすべての有価証券に係る外務員の職務を行うことができます。
「二種外務員資格」より「一種外務員資格」の方が勉強範囲は広く、またその内容も複雑なので、当然、「一種外務員資格」の方が難易度が上がります。
合格率でいうと、「二種外務員資格」は6割程度、「一種外務員資格」は4~5割程度となります。
ただし、上記の合格率は全体の数字なので、銀行内定者や新入行員はもう少し合格率が高いのではないかと思います。
(私の周りの合格率は上記の合格率より1~2割程度高いイメージです。)
以前は「二種外務員資格」を持っていないと「一種外務員資格」を受験できなかったのですが、平成24年1月からは「二種外務員資格」を持っていなくても、「一種外務員資格」を受験できるようになりました。
銀行によって異なりますが、多くの銀行で「一種外務員資格」を受験させられます。
また、この試験は紙ではなく「パソコン」上で試験を受けるといった特徴が挙げられます。
試験日にテストセンター(プロメトリック)に行き、パソコンを使って試験問題を解く形式です。
就職活動時にテストセンターでSPIを受けた人は同じ様な形式の試験だと思ってください。
パソコン上で進めていく試験なので、パソコンが苦手な人は少し嫌なイメージがあるかもしれませんが、問題は「○×問題」と「5肢選択」のみ、解答はクリックして選択するだけなので簡単に行えます。
試験の出題方法は下記を参照ください。
※日本証券業協会HPより一部抜粋
社内評価としては合格して当たり前との見方が大勢です。
ですが、合格率を見ても分かる通り、落ちる人は必ずいます。
さらに言うと、ハマってしまう(何度も落ちる)人もいるくらいの試験です。
試験対策をしっかりして、万全の態勢で臨みましょう。
どうやって勉強すればいいの?
なぜこの試験が難しいかというと、『証券』という勉強分野が、内定者や新卒行員にとってほとんど馴染みがないからです。
ですので、テキストを見ると分かる通り、初めて目にする用語や言葉がたくさん出てきて、苦手意識を持つ人が多いのです。
まずはテキストを読んで知らない単語を覚えて、問題集に挑戦するようにしましょう!
この試験の特徴を挙げると…
- 初見だと知らない用語が多め ⇒ テキストでの学習が必要
- 問題は〇×問題と五肢選択問題のみ
- 一部、計算が必要な問題あり ⇒ 解き方を覚えて得点源にしよう
以上のような特徴が挙げられます。
このような試験では早めにテキストを読み終えて、問題を多く解くことがカギとなります!

- まずはテキストを読んで用語や言葉を理解しよう!
- テキストを読んだら問題集にチャレンジ!理想は2~3周解く!
- 総仕上げは模擬試験(問題集に付属)にチャレンジ!
勉強ポイントを押さえて、しっかり対策してください。
ややとっつきにくい試験ですが、余裕を持って勉強し、1回で合格できるよう頑張ってください!
おすすめ参考書
参考書を会社から配布されている場合、それだけでも対応できると思いますが、「どうしても難しくて覚えられない!」、「自主的に勉強をはじめたい!」という方は市販の参考書で対応しましょう!
▼証券外務員 二種
上記の「うかる!シリーズ」が市販書ではオススメです!
用語の解説が詳細かつ丁寧に載っているので、初学者でも入りやすいです。
アウトプットが大事なので、問題集も必ずセットで購入してください!