「ギザ10」こと、フチがギザギザした10円玉の正体!

10円玉

子供の頃に集めた人も多いであろうギザ10の謎

みなさんの中にも、子供の頃にフチがギザギザしている10円玉(コードネーム:「ギザ10」)を集めた記憶がある方は多いのではないでしょうか。

また、集めはしなくてもお釣りの中にギザ10が入ってると「おっ!珍しい!」となんだか嬉しくなってしまう人も少なくないはず。

私が子供の頃には…

  • 「ギザ10は普通の10円玉より貴重(レア)だから価値が高い!!」
  • 「ギザ10を財布の中に入れておくとお金が貯まる!!」


なんて迷信もあり、一時期、夢中になって集めた記憶があります。
(結局はお菓子やガチャガチャの為に使ってなくなった記憶もありますが…)

本日はそんな謎に包まれた(?)ギザ10の正体を解き明かしてみたいと思います。

そもそもギザ10とは何なのか…

銀行員ならば硬貨を見るのは日常茶飯事なのですぐ確認できるかと思いますが、10円玉の棒金(硬貨をまとめて棒状にしたもの)を眺めてみてもギザ10が入ってくることは珍しいです。

実はこのギザ10、造られた期間が限られているのです。

<ギザ10の製造期間>
ギザ10とは1951年(昭和26年)~1958年(昭和33年)にかけて製造された十円硬貨を指します。
(※ちなみに1956年(昭和31年)だけは発行していません。)

限られた期間でしか製造されていない為、製造枚数が少なく、目にする機会があまりないのです。

何故、彼(ギザ10)はギザギザしてしまったのか

そもそも何故、ギザ10さんはギザギザしてしまったのでしょうか。

理由は昔々に遡ります。

現在のお金ができる前、その昔は金貨や銀貨を使って取引をしていました。
しかし金貨や銀貨には問題がありました。
金貨や銀貨には文字通り、金や銀が使われており、『金(貨)や銀(貨)の重さ自体に価値』があったのです。

すると悪い人は考えます。
「金貨と銀貨のフチをちょっと削り取ってしまおう!くっくっく…」

そこで正義の味方(?)が解決策を考えます。
「金貨や銀貨のフチをギザギザにして、削ったらバレるようにしてやろう!ハッハッハッ!」

悪い人は悔しがります。
「フチが削られたのが分かる金貨や銀貨を渡しても取引してくれないし、何より自分の信用も失ってしまう…トホホ…」

・・・正義は必ず勝つ!
ということで(?)、昔の金貨や銀貨のフチにはギザギザが刻まれていたのですが、それをマネしてできたのがギザ10の正体だったのです。

ちなみに余談ですが、ギザ10のフチには132個のギザギザがあります。

どうしてギザギザはなくなってしまったの?

では、どうしてギザ10のギザギザはなくなってしまったのでしょうか。

上記のギザ10ができた経緯を知れば、勘のいい人はお気づきになるかもしれません。

現在の硬貨は当然、重さ自体に価値はありません。

もともと日本政府や人々の信用によりお金の価値は担保されているので、現代ではわざわざ金や銀といった高価な材料を使う理由がありません。
ですので、現在の硬貨にギザギザ加工を施す理由が「装飾目的」以外にないのです。

つまり、ギザギザ加工を止めてしまっても、あまり問題がないというわけです。

また、1957年(昭和32年)に100円玉が発行されたのですが、手触りが「穴が空いていない+フチがギザギザ」と被ってしまうので、10円玉のギザギザ加工はなくなってしまったという話もあります。

ギザ10は10円以上の価値があるのか?

発行期間が限られていて、中々お目にかかれないギザ10さん。

そんなギザ10には10円以上の価値があるのでしょうか?

答えは「YES」なのですが、価値が高いとは言い難いのが現実です。

まず、【使用済み】のギザ10にはあまり価値がありません。
ほとんどが10円台といったところです。

しかも引き取ってくれる相手がいなければ、10円以上の価値はないでしょう。

これが【未使用品】だと価値がぐんと上がります。
中には50,000円程度するものもあるそうです。

ただし、これも非常にレアであり、入手するのは難しいでしょう。

【使用済み】・【未使用品】に限らずレアなのが、1958年(昭和33年)に発行されたギザ10です。
なぜかというと、1958年(昭和33年)に発行された10円玉(ギザ10)は他の年に比べて少ないため、価値が上がるとのこと。
【使用済み】でも数十円程度の価値が出るそうです。

以上を総括すると、世の中に出回っているギザ10(使用済み)にはほとんど価値がないことになります。

昔、集めていた身としてはちょっと残念な気もしますが、逆にこれを知っていれば今後は躊躇なく使えるはず!

ですが、ギザ10の中でも1958年(昭和33年)ものはレアなので、見つけたら記念にとっておいても良いかもしれませんね!
それこそ、財布に入れておけば「なんとな~く金運があがる」ような気がしませんか?


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