JAで出納事務を担当していた女性が約1億円着服
2018年6月21日、JAとうかつ中央(千葉県松戸市)は、松戸南支店に勤務する50代の女性係長が2017年7月以降、金庫に保管してあった現金およそ1億円(計9,633万円)を着服していたことを明らかにしました。
女性係長は、出納事務を担当しており、日頃から金庫を管理していたとのことです。
2018年6月18日に内部管理(抜き打ち調査)を行ったところ、上記の事案が発覚。
JAの調査に対し、女性係長は着服を認めているものの、現金の使い道や動機については「調査中」としている。
なお、着服された現金の弁済は行われていない。
女性係長は自宅待機を命じられており、JAはすでに警察へ相談しているといいます。
ベテラン職員による不祥事は見過ごされやすい?
今回はベテラン職員による不祥事です。
おそらくですが、支店内では信頼のおける方だったのではないかと推測されます。
「あの人に任せておけば大丈夫。」
そんな周囲からの信頼が、結果として不正の発覚を遅らせてしまったのではないでしょうか?
確かにベテランの方は1人で仕事ができますし、他の人は口を出しにくいかもしれません。
ですが、ベテランの方のほうが不正の手口を思いつきやすいのも事実・・・
だからこそ、規程などで強制的に相互牽制を行う仕組み作りが必要なのかもしれませんね。
ただ、なんでも「規程」で固めてしまうのは金融機関の悪いところでもあります。
「効率化」と「不正防止」・・・
この2つの落としどころを見つけるのも金融機関の課題の1つですね。
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