元郵便局長が10年間で9億円詐取
長野県小諸市にあった簡易郵便局の元局長が「高い利率の商品がある」とうその話をもちかけて、顧客から800万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
日本郵便の調査では、元局長は顧客およそ180人から合わせて8億9000万円をだまし取っていたと見られ、警察が被害の実態解明を進めています。
日本郵便信越支社が昨年10月に発表した調査結果によると、南沢容疑者は10年以上前から昨年2月下旬まで同様の詐取行為を繰り返していたといいます。
事件の特徴
この事件もなかなか規模が大きいですね。特徴をあげると・・・
- 被害者が180人と多いこと
- 被害額も総額で9億弱と多額
- 10年以上前からの長期犯行
- 局長という立場を利用した犯行
一体、どんな経緯で犯行に及んでしまったのでしょうか?
よっぽど多額の借金でもないと、ここまで被害は大きくなりませんよね・・・
1回うまくいくと味をしめて続けてしまうものなのかもしれません。
ただし、このようにいつかは絶対にバレてしまいます。
容疑者は顧客に「数か月で10%の利息が付く商品がある」とウソをついてだまし取っていたそうです。
銀行員であればこのような商品が存在しない(あってもハイリスクハイリターン)ことは分かりますが、普通の人では少し信じてしまうのでしょう。
しかも、その商品を勧めてくるのが局長ともあろう人であれば、信用してしまう人がいるのも頷けます。
今のご時世、なかなか高利回りの商品はないものです。銀行員の私でもほとんど見かけませんし、あってもリスクが高い商品ばかりです。
このように得する話には裏があるのがつきもの。金融商品を買う際には即決せず、欠点を探すくらいの気持ちで説明を聞きましょう。
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